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ニセ有栖川宮逮捕
大正時代に断絶した皇族「有栖川宮」を名乗って結婚披露宴を開き、祝儀約1300万円などをだまし取っていた事件で、警視庁公安部は21日、詐欺容疑で自称「有栖川識仁(さとひと)」の無職・北野康行容疑者ら3人を逮捕した。公安部は、昨年知り合った3人が綿密に”披露宴詐欺”を計画していたとみて、詳しい経緯や役割分担などを調べている。
公安部が逮捕したのは北野容疑者のほか、披露宴で新婦となった無職・坂本晴美、イベント企画会社役員のマーク楠こと楠信也の両容疑者。公安部は、坂本容疑者のマンションなどを家宅捜索したが、3人は容疑を否認しているという。
調べによると、北野容疑者らは4月6日、港区のイベントホールで「有栖川宮記念奉祝晩餐(ばんさん)会」と称する披露宴を開催。参加者の約360人から祝儀約1300万円と絵画をだまし取った疑い。公安部が宮内庁に照会し、有栖川家と無関係と確認した。北野容疑者らは、実際には婚姻届を出していないが、調べに対し「皇族は婚姻届を出す必要がない」と話しているという。
北野、坂本両容疑者は昨年10月に顔見知りになり、昨年12月、共通の知人の夕食会で楠容疑者と知り合った。その後、有栖川宮を名乗った詐欺を計画し、約2000人に招待状を送付。祝儀のほか、一緒に写真撮影した出席者から1人1万円を集めていた。
披露宴には俳優の石田純一や元東京都議、都内の右翼団体関係者ら計400人が出席。北野容疑者は昨年10月、この右翼団体の名誉総裁に就任したが、今月初めに退任している。
北野容疑者は1990年に「有栖川宮記念事業団」という政治団体を設立。自ら「有栖川識仁」を名乗り、代表者として自治省に届け出ていた。現在は坂本容疑者が会計責任者を務めている。関係者によると、北野容疑者は知人らに「皇族の方が”私の子供だ”と認めている」と話していたという。
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