Doがぞう
フセイン元大統領を拘束
イラク統治評議会によると、イラクを占領下に置く米軍当局は14日、米軍のバグダッド制圧以降、約8カ月も行方不明となっていたイラクのサダム・フセイン元大統領を北部のティクリットで生存したまま拘束した。
ロイター通信は、DNA鑑定で元大統領本人と確認されたと伝えた。評議会筋は、元大統領の身柄はバグダッドへ移送中だと述べた。
フセイン政権は4月9日のバグダッド陥落とともに既に崩壊したが、元大統領の息子2人の死亡に続き、元大統領を拘束したことで、米英軍はフセイン政権の完全排除というイラク戦争の最大の目的を達成した。
フセイン政権崩壊後も駐留米軍へのゲリラ的な攻撃を繰り返し、占領統治への抵抗を続ける反米武装勢力にとって、元大統領の拘束は一定の打撃となりそうだ。米軍政当局はイラクの治安確保、戦後復興を全力で進める考えだ。
しかし、11月2日に米軍ヘリコプターが撃墜され、16人が死亡するなど、駐留米軍への攻撃は激化する一方だ。11月29日には日本人外交官2人が銃撃を受けて死亡、国際機関や警察署などを狙った爆弾テロも後を絶たない。
これらの攻撃やテロには、占領統治に反発する住民や外国のテロ組織も加わっているとみられ、破壊活動がどれだけ収まるかは不透明だ。
イラクでは、フセイン政権崩壊後も、大量破壊兵器開発の証拠は見つかっておらず、同兵器の廃棄をイラク戦争の大義に掲げてきた米国が、その実態を解明できるかどうかが今後の焦点となる。
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