ざっくりかん
イラク人質3人が帰国
イラクの日本人人質事件で、15日に解放されたボランティア活動家の高遠菜穂子さん、フリーライター今井紀明さん、フォトジャーナリスト郡山総一郎さんの3人が一時滞在していたアラブ首長国連邦のドバイから18日、空路帰国し、羽田空港で出迎えの家族らと再会した。
武装集団に拉致された3人の痛々しい映像がカタールの衛星テレビ、アルジャジーラで伝えられ、イラク派遣の自衛隊撤退という要求が政府と国民に衝撃を与えてから10日ぶり。
3人は空港で医師の診断を受けた後、都内の宿泊施設に移動。家族と代理人の弁護士、診断した医師が空港近くのホテルで記者会見し、「全身全霊で感謝します」(高遠さん)「本当に申し訳ありません」(今井さん)「帰国できたことに感謝します」(郡山さん)との機内で書かれたメッセージを公表した。
ドバイからは、高遠さんの弟修一さん、今井さんの兄洋介さんと弁護士が付き添った。弁護士らは当初、ドバイでの診察で「3人は心的外傷後ストレス障害で安静と休養が必要」と診断されたとして、帰国後の本人の記者会見を中止したが、帰国後に診断した医師は「急性ストレス障害。これからストレスが加わったりするとPTSDになる」との所見を明らかにした。精神的に不安定な状況で、帰国時に付き添った家族にさえ拘束中の状況は一切話していないという。
警視庁と北海道警は、人質強要処罰法の国外犯規定を適用、状況をみて、犯人グループや拘束の様子などについて3人から事情を聴き、本格的な捜査に着手する。
帰国には、現地緊急対策本部長として解放までの交渉の指揮や政府との連絡に当たった逢沢一郎外務副大臣も同行した。
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