ざっくりかん

若貴「仲のいい兄弟に戻れない」
大相撲の二子山親方の告別式と初7日を終えた2日、息子の「若貴兄弟」がともに不仲説を認めた。兄の花田勝氏が「もめたくないが、こういうことが伝わることが恥ずかしい」と述べたのに対し、弟の貴乃花親方は「もう仲のいい兄弟に戻れと言われても無理です」。史上初の兄弟横綱として相撲人気を背負った二人は、師匠でもあった父親を送り出した後、溝の深さを示した。 二子山親方が亡くなった翌日の5月31日、喪主の座をめぐっての二人のあつれきが表面化した。「長男だから」と強硬に喪主役を主張した勝氏に対し、部屋を継承した貴乃花親方が反発した。貴乃花親方はこの日も記者団に「身内なら世間での立場を理解してほしい。彼は相撲界から身を引いているのだから、親方衆にも失礼でしょう」と兄をあえて「彼」と呼んで批判した。 同親方は、話し合いがないまま、勝氏が遺骨や位牌をすべて管理することになったことにも不満そうで「そういう会話ができる間柄ではない」と兄弟の亀裂を明かした。 2人は同時に横綱を張った1998年にも、相撲道の違いなどから確執が表面化したことがある。最近では二子山親方の治療法などをめぐっても対立してきたという。 一方、兄の勝氏は言葉を選びながら「父も心配していると思うし、花田家は悲しんでいる。時間はかかると思うが、少しでも解決していくのがベスト」と話し、弟に対し「若貴兄弟としてあこがれられていたころの気持ちを忘れてほしくない」と注文を付けた。

動く面白がぞう