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二子山親方の年寄株が行方不明
先月30日に口腔底がんのため死去した大相撲の二子山親方の年寄名跡証書が行方不明になっていることが7日、分かった。故人から部屋を継承した二男・貴乃花親方が明らかにした。父の死後、兄の花田勝氏との確執が浮上した“平成の大横綱”のもとで、また新たな騒動が勃発した。
“父の魂”が貴乃花部屋から消えうせていた。先月30日に亡くなった二子山親方が所持していた年寄名跡の証書が、生前の住まいだった東京・中野区の貴乃花部屋からなくなっていた。
「師匠が保管しているところにはなかった。私の手元にもありません」。13日に東京・両国国技館で行われる二子山親方の日本相撲協会葬について話し合うために同協会を訪れた貴乃花親方は、報道陣に向かって困惑に満ちた表情で衝撃の事実を公表した。
故二子山親方は昨年2月に二男の貴乃花親方に部屋を譲り、貴乃花部屋の部屋付き親方として相撲協会の公務をこなしていた。今年2月には口腔底がんで声が出なくなる中、筆談で「しっかりやれ。部屋を守れ」と貴乃花親方に遺言した。それなのに、故人の遺産ともいえる「二子山」の名跡証書のありかが分からなくなった。
貴乃花部屋をめぐっては、4月にも年寄名跡証書の紛失騒動があった。部屋の持ち株「山響」と、同部屋付きの音羽山親方が継承した「音羽山」の証書紛失を相撲協会に届け出て、再発行を受けている。「二子山」については紛失が確定したわけではなく、現段階では行方不明の状態で、協会への報告はない。再度の紛失騒動を伝え聞いた北の湖理事長は「まずどこにあるか、はっきりさせないといけない」と頭を抱えた。
「二子山」の証書を誰が持ち出し、どこで保管されているのかは不明。二子山親方が生前、保管場所を移し変えたまま亡くなった可能性もある。北の湖理事長は「どのように管理されているかも分からないから、何も言えない」とした上で、「(二子山親方が)亡くなったからといって、すぐには再発行しない」との姿勢を示した。
証書のゆくえについては、部屋を継承した貴乃花親方による調査の結果が待たれる。年寄名跡の相場金額は1億5000万円といわれるだけに、確執のある若貴兄弟による遺産相続問題と合わせて、関係者の関心を集めることになりそうだ。
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