ざっくりかん
タイソン惨敗、引退
野獣・タイソンのK-1転向が現実味を帯びてきた。元統一世界ヘビー級王者・マイク・タイソンが11日、米ワシトンDCで元アイルランド・ヘビー級王者マクブライドとノンタイトル10回戦で対戦。全盛期には程遠い動きで6回終了、TKO負けを喫した。試合後に現役引退を表明したが、巨額の負債を抱えており、ラブコールを受けているK-1に新天地を求めることになりそうだ。
プロボクサーとして栄光と挫折に彩られた20年。6回終了後の休憩中、フェネック・トレーナーの説得に応じ、タイソンがついに試合を棄権した。
昨年7月、ダニー・ウィリアム戦で左ひざ半月版損傷の重傷を負った。この日は患部の状態を確認しながらの戦いが続いた。利き腕とは逆の左を多用。5回にようやくワンツーから強引な右フックを放った。しかし左足の踏み込みがなく1m98のマクブライドはびくともしなかった。6回には故意のバッティングで反則を犯した。これがこの試合唯一のタイソンらしさ。体力を消耗させ、最後は尻もちをつくと立ち上がるのもやっとだった。
「もう以前のようなファイトはできない。何か次の仕事を考える。外国に行って、困った人たちに貢献したい気持ちもある。米国ではメディアに何かと非難されるから」と傷心の野獣は海外逃避を口にした。しかし、現実には海外へ行こうにも約4000万ドルという多額の負債を抱え首が回らない状態。今回のファイトマネー500万ドルもほとんどがその返済に充てられた。本人の手取りは25万ドルだった。
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