絵文字屋さん

ロンドン同時テロ 死者50人以上
ロンドン警視庁当局者は8日の記者会見で、ロンドン中心部が標的となった同時爆破テロの死者は50人以上、負傷者は約700人に上ると発表するとともに、テロに使われた爆発物にはそれぞれ4.5キロ未満の高性能爆薬が使われていたことを明らかにした。爆破された地下鉄車内の中には依然、多数の遺体が残されており、死者数はさらに増える可能性があるが、同当局者は最終的には100人を超えないとの見方を示した。 爆弾はかばんに入れて持ち歩くことができるほどの大きさで、地下鉄車内では床の上に、バスでは床かいすの上に置かれていたとみられるという。 警視庁は、犯行グループの国外逃亡の可能性については明言を避けたが、次のテロ攻撃に強い警戒感を示した。また、自爆テロを裏付ける証拠はないが、可能性は排除できないとした。 捜査当局は、手口などから国際テロ組織アルカイダ系組織が入念に計画した犯行との見方を強め、地下鉄爆破直前に爆弾を置いて現場を立ち去ったとみられる実行犯や組織の特定に全力を挙げている。 主要国(G8)首脳会議(グレンイーグルズ・サミット)期間中を狙ったテロでメンツをつぶされた形の秘密情報局(通称MI6)や情報局保安部(同MI5)も捜査に参加。クラーク内相は、「欧州の聖戦アルカイダ秘密組織」を名乗るグループの7日の犯行声明について、当局が深刻に受け止めていると述べた。 警視庁などによると、負傷者のうち1人が病院で死亡し、22人が重体。キングズクロス駅―ラッセルスクエア駅間で爆破された地下鉄車両に、多数の遺体が取り残されているという。 米紙ニューヨーク・タイムズによると、地下鉄爆破に使った爆弾は時限装置付きで、携帯電話などによる遠隔操作とはみられていない。当局は爆弾の破片や遺体の一部を採取、かつて逮捕した容疑者から提供を受けた試料のDNA型との比較作業を進めた。 ロンドンの日本大使館によると、8日午後1時までに、日本人が巻き込まれたとの情報はないという。テロ直後から全面運休していた地下鉄の運行は8日、爆発のあった一部区間を除く大部分の路線で再開された。

絵文字屋さん