ざっくりかん
吉野家、牛丼を復活へ
吉野家ディー・アンド・シーの安部修仁社長は7日、都内で記者会見し、米国産牛肉の輸入再開が決まってから1カ月半程度で牛丼の提供を再開するとの方針を示した。政府は12月にも輸入を再開する見通しが強まっており、これを前提にすると来年2月中には約2年ぶりに吉野家のメニューに牛丼が復活する。
安部社長によると、輸入が再開されても、牛肉は牛丼の必要量の一部しか確保できない見通しで、販売再開当初は5日間程度の期間限定で「牛丼復活セール」を実施する。その後は一定量の牛肉を確保し、期間限定で提供。毎日昼食時に1店舗当たり200食程度提供するなどの方法で販売を順次拡大していく。
牛丼の「並」は1杯280円だったが、輸入価格が上がり、販売再開後は値段がやや高くなる見通しだ。
吉野家は、牛丼休止の影響で客数が減少し、7日に発表した2005年8月中間連結決算は4億円の純損失となった。定食メニューが好評だが、牛丼の穴をカバーできず通期の純損失は5億円と、2年連続の赤字決算になる見通し。安部社長は、牛丼復活が大幅な増益要因になると説明した。
米国での牛海綿状脳症(BSE)感染牛の発生を受け、政府は03年末に米国産牛肉の輸入を停止。吉野家は牛肉の確保ができなくなったとして、04年2月から牛丼を休止し、豚丼など他メニューで営業している。
他の牛丼チェーンはオーストラリアや中国産牛肉で牛丼を再開したが、吉野家は「米国産でないと独特の風味が出せない」として牛丼の提供を見合わせていた。
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