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姉歯建築士、惰性で偽造
耐震データを偽造した姉歯秀次1級建築士が「偽造を要求されていない物件でも、勝手に構造計算書を改ざんした」と周辺関係者に打ち明けていたことが分かった。計算過程を簡略化する目的だったといい、日常的に偽造を強いられていた姉歯建築士が、一部の物件では惰性で改ざんを繰り返していた実態が、初めて明らかになった。一方で、偽造要求については「すべて木村建設の篠塚明・東京支店長から」と話しているという。 11月29日の衆院国土交通委員会への出席を拒否するなど、姿を隠している姉歯建築士に接触した関係者が、毎日新聞の取材に明らかにした。 姉歯建築士が勝手に偽造したと証言したのは、千葉県船橋市の「第15中央ビル」▽「コルギー・S・船橋」▽「第16中央ビル」の3物件で、いずれもサン中央ホームが施工・建築し、04年6月〜05年2月に確認検査が行われた。 関係者によると、姉歯建築士は「偽造を繰り返すうちに、正規の方法よりも早く計算を終えられるようになった」と説明。「多くの仕事をさばきたかった。(サン社から)偽造を頼まれた事実はなく、謝りたい」と話した。動機については「妻が病気で入院費が必要だった」と語り、サン社以外に自分の判断で偽造を行ったかどうかには、言及しなかったという。 また、姉歯建築士は、ヒューザーとシノケンの物件の偽造について「すべて篠塚支店長を通じて要求された」と話し、「法律違反なのでできない」と断ったが「それでもやれ」と言われ「仕事の9割近くが木村建設絡みで、従わざるを得なかった」と強い圧力を明かしたという。

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