絵文字屋さん
村上F、阪神株の保有42%
村上世彰氏が率いる投資ファンドが阪神電気鉄道の株式を買い増し、保有比率が42.36%に上昇したことが8日、関東財務局に提出した大量保有報告書で分かった。
村上ファンドは「投資判断で買い進んだ」と説明、経営権取得の意図については「ノーコメント」としている。保有比率を経営権が掌握できる過半数に近づけて阪神電鉄を揺さぶることで、企業価値向上の具体化をめぐる協議を有利に進める狙いもありそうだ。
阪神電鉄の筆頭株主となった村上ファンドは、10月11日の大量保有報告書で、保有比率が39.77%まで増加したことが判明。今回の報告書でその後も10月中旬から12月初めにかけ、1回に数万から数百万株ずつ断続的に買い進めていたことが分かった。
買い増しについて阪神電鉄幹部は「当社は株主を選ぶことはできず、あれこれ言う立場にない」とコメントした。
村上氏と阪神電鉄の西川恭爾社長は10月11日にトップ会談を開き、阪神の企業価値の向上に協調して取り組むことで合意した。ただ阪神は、ファンドが求める阪神タイガースの株式上場に「球団の相乗効果をグループ全体で享受するのが最適」と、一貫して反対の姿勢を示している。
企業価値向上策について双方による幹部同士による実務者協議を断続的に開いているものの、阪神側による事業や決算内容の説明などにとどまっている。
ざっくりかん