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紅白視聴率わずかに上昇
昨年大みそかに放送されたNHK「第56回紅白歌合戦」の第2部平均視聴率が42.9%だったことが2日、分かった。民放の格闘技番組などに押されて低落が続いていたが、7年ぶりに第1部、第2部ともに前年を上回った。民放からの“救世主”みのもんたは「50%を目標にしていたのに、非力を嘆いている」とけんそんしたが、“視聴率男”の面目はなんとか守った。 関東地区では、午後7時20分からの第1部が35.4%で、前年より4.6ポイントアップ、第2部も過去最低だった前回より3.6ポイント増えた。関西地区でも第1部が32.0%、第2部39.4%で、ともに前年よりアップした。 7年ぶりの前年比増にNHKの茂手木秀樹歌謡・演芸番組部長は「私たち日本人の大みそかに欠かせない存在であるとあらためて実感し、多くの視聴者のみなさんに番組を楽しんでいただいた4時間20分だったと思います」と胸をなでおろした。 相次ぐ不祥事、受信料不払いの増加などさまざまな問題を抱え同局が“背水の陣”で臨んだ昨年の紅白。視聴者の信頼回復のバロメーターとして命題だった視聴率アップが、とりあえず実現された格好。みのもんたを司会に起用し、視聴者に聴きたい歌を募集する「スキウタアンケート」を実施。民放のヒットキャラクターも最大限に使うなどなりふり構わぬ演出が結果につながった。 しかし、橋本元一会長らが口にしていた「50%」には届かず、第1部は過去4番目の低さで、第2部はワースト2位。かつての国民的番組の完全復活は、次回以降の課題として再び持ち越されることになった。瞬間視聴率と紅白の歌手別視聴率は4日に集計される。 一方、紅白の裏番組として定着した格闘技番組はTBS「K-1Dynamite!!」が14.8%、フジ「PRIDE男祭り」が午後8時〜11時台で17.0%といずれも前年を下回った。格闘技ファンを食い合ったことや、放送時間の長さなどが影響したとみられる。

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