絵文字屋さん
金本904試合連続フル出場
阪神の金本知憲外野手が9日、大阪ドームで行われた横浜3回戦で、904試合連続全イニング出場を果たし、米大リーグ記録とされるカル・リプケン氏(元オリオールズ)の記録を超えた。同外野手は8日の横浜戦で、リプケン氏の903試合に並んでいた。
待ち焦がれた至福の瞬間が、ついにやってきた。九回、久保田が最後の打者金城を三振に切って取る。笑顔で勝利のハイタッチを交わす金本の目は、少しだけ潤んでいるように見えた。
リプケン氏を超えた。「誰もやったことがないからこそ、興味がある」と繰り返してきた。904試合連続全イニング出場。「ほっとした気持ちと感謝の気持ちでいっぱい」と言い、込み上げる思いをかみしめた。
プロ入り時は、レベルの差を痛感し「2,3年でこの世界からいなくなるだろうと思った」と言う。ここから努力の日々が始まった。「わしよりバット振ったやつはおらんじゃろう」。周囲にはこう漏らすほど、自分自身を追い込んだ。
周りを納得させる高いレベルのプレーを継続しなければ、試合に出続けることは意味がない。だからこそ歯を食いしばってつらいトレーニングにも耐えた。「僕にとって休むことは、仕事を放棄すること」と言い続け、記録継続中の打率は3割を超えている。
この日は5打席で2四球こそ選んだが、1三振で無安打。一回の二ゴロで先制の1打点を挙げたものの、失点につながる失策もあった。
それでもやはり主役は金本だった。「あと3年でも5年でも続けたい。究極的には全イニング出場が途切れた後、もう1年フルイニングをやりたい」。球史に名を刻んだ鉄人は、休むことを知らない。
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