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「また、落ちたか」代表落選の久保選手
横浜市内のクラブハウスで取材に応じた久保は「残念です」と硬い表情で話した。落選の報は新幹線で移動中に届いた。妻からの電話だったという。「また、落ちたか」。知らせを聞いた時の感想を久保はそう述べた。 「02年よりは(代表入りを果たせる気持ちは)強かった」。その02年W杯の代表選考でも当落選上の存在だった。「潜在能力、秘めた可能性は計り知れない」とトルシエ監督もぞっこんの存在だったが、当時から腰やヒザの故障を抱え、コンディションに疑問符が打たれていた。今回もまた、選外の理由は同様だった。 それでも今年は7試合中6試合に先発出場。国内最終戦となったキリンカップのスコットランド戦でも後半17分までプレーした。「トレーナーには、自分の体のために尽くしてもらった。持てる以上のものを出せるまで治してもらったが……」。淡々と話していた久保が、この時だけは言葉を詰まらせた。 本番まで約1カ月。コンディションを上げる時間はあったかもしれない。だが、「良くなっている感じはあるが、監督の考え方もある」と、落選を正面から受け止めている。「練習も試合もたくさんやってきた仲間には思い切り頑張って欲しい」。落選しても、代表の一員としての誇りは忘れない。世界の舞台に立つ仲間にエールを送った。

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