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阪急HDが阪神株930円でTOB
阪急ホールディングスは29日、臨時取締役会を開き、阪神電気鉄道株の公開買い付けを実施し、10月1日付で阪神を完全子会社化して経営統合することを決議した。
買い付け価格は時価に近い1株930円。村上世彰氏率いる投資ファンドは現時点でTOBに同意していないが「経営統合の方向性を評価する」とのコメントを発表、最終的には応じる公算が大きい。
焦点の取得価格をめぐる交渉は、阪急とファンドの溝を埋めるため、阪神が普通配当に上乗せする特別配当の実施が有力案として浮上していることが29日、複数の関係者の話で分かった。村上氏側は、TOB価格引き上げと特別配当の両にらみで要求していくとみられる。
阪神もこの日の臨時取締役会で統合を決議し、TOBへの賛同を表明した。実現すれば、戦後初の大手私鉄の統合となり、東京急行電鉄、近畿日本鉄道に続き、売上高で私鉄3位の鉄道会社が誕生する。
村上ファンドが保有する阪神株は約47%。平均取得額は700円近くとされ、仮に全株応募すれば450億円超の売却益を得ると推計。阪急はTOBで、議決権ベースで事実上過半数を握ることができる45%以上の取得を目指す。達成できなければ不成立となる。
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