ざっくりかん
KIDは2回戦16秒で敗退
1月28日東京・世田谷の駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で開催された財団法人日本レスリング協会主催『天皇杯全日本レスリング選手権大会』の最終日、大きな注目を浴びる山本“KID”徳郁がフリースタイル60kg級に出場した。
見事に初戦を突破したKIDの前に立ちふさがるのは、アテネ五輪銅メダリストの井上謙二。井上は負傷により戦列を離れており、強化委員会推薦枠での出場となったのだが、オリンピック出場を目指すKIDにとってはライバルになりうる存在の一人だ。再び大声援に迎えられてレスリングマットに上がったKID。1回戦では尻上がりに調子を上げていただけに、大きな期待を集めていたのだが…
試合開始16秒、組み手争いから井上がKIDの右腕を取って巻き投げ! 井上がそのままKIDをフォールし、KIDがまさかの秒殺負けを喫してしまった。
さらにKIDは投げられた際に右肘を負傷。脱臼するような状態となり、マット上でセコンドについた父・郁栄氏やドクターに治療を受けた後、苦悶の表情を浮かべつつ、右腕をかばいながらマットを降りた。
当初は試合直後のインタビューも予定されていたが、KIDはドクター同行のもと救急車で病院へ直行。実行委員会を通じて「軽く怪我しちゃったんで、ガッチリ治してきます」というKIDのコメントが発表された。
今回の全日本選手権は北京五輪代表選考の最初の大会となり、1回戦に勝利したKIDは6月の『全日本選抜選手権』への出場資格を得たことになる。首の皮1枚繋がった形だが、負傷した右ヒジの回復が気になるところだ。
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