ざっくりかん
菊地凛子受賞ならず
映画界最大の祭典、第79回米アカデミー賞の発表・授賞式が25日夜、ロサンゼルスのコダック・シアターで開かれ、作品賞に「ディパーテッド」が輝いた。
助演女優賞の候補だった「バベル」の菊地凛子、メーキャップ賞部門の辻一弘さんはいずれも受賞を逃した。太平洋戦争中の激戦を日本軍側から取り上げた「硫黄島からの手紙」は、作品賞は取らなかったものの、音響編集賞を受賞した。
「ディパーテッド」は作品賞含め、監督賞など今回最多の計4部門を受賞。スコセッシ監督のアカデミー賞受賞は初めて。警察とマフィアが互いにスパイを潜入させて激しく対立する様子を描いた作品で、香港の人気映画「インファナル・アフェア」をリメークした。
「バベル」はアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の作品で、作曲賞を受賞。菊地は耳の聞こえない女子高生を好演した。「硫黄島―」は、クリント・イーストウッド監督がほぼ全滅した硫黄島守備隊の指揮官や若い日本兵らの生死の模様を描き、渡辺謙らが出演した。
主演男優賞は「ラストキング・オブ・スコットランド」のフォレスト・ウィテカー、主演女優賞は「クィーン」のヘレン・ミレンだった。長編ドキュメンタリー賞に、ゴア前米副大統領が地球温暖化防止を訴えた「不都合な真実」が選ばれた。
アカデミー賞は前年に米国で公開された映画を主な対象に、米映画芸術科学アカデミーの会員約5800人が投票で選ぶ。
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