ざっくりかん
「バベル」観客に体調不良続出
女優菊地凛子がアカデミー助演女優賞にノミネートされた米映画「バベル」の観客が、相次いで体調不良を訴えていることが4月30日、分かった。公開初日の同28日以降、都内や名古屋市、三重県四日市市の映画館を訪れた計9人が吐き気などの症状で途中退席。いずれも自力で復調したが、菊地が登場する場面の照明の高速点滅が原因とみられ、配給会社や映画館が対応に追われている。
問題とされるシーンに差し掛かるのは、上映開始から約1時間20分後。菊地が演じる女子高生がクラブで踊る場面で、ミラーボールが発する赤や緑のカラフルな光が1分以上、高速点滅を続ける。さらに場面が高速転換し、効果音も無音と爆音を交互に繰り返す。
名古屋市の映画館ミッドランドスクエアシネマでは28日に女性5人、29日に男性1人が体調不良を訴えた。同館では事態を重く見て「適度に目をそらされるか、直視し続けないことをおすすめします」との注意書きを29日から自主的に配布している。109シネマズ四日市でも28日、年配の女性が「もともと良くなかった」という体調を上映中に悪化させ、途中退席した。
騒動は都内にも飛び火した。東京・町田の109シネマズグランベリーモールでは28日に「原因不明ですが『バベル』をご覧になった男性客が吐いた事実を確認しています」。この日夜には、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで1人の体調不良者が確認された。明暗のコントラストが激しい点滅が一因と推測されるが、幸い9人の症状は軽く、館内で一時休憩した後に自力で帰ったという。
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