Doがぞう
桑田、不屈の精神でメジャー昇格
米大リーグ、パイレーツ傘下の3Aインディアナポリスに所属する桑田真澄投手が9日、ついに念願のメジャー昇格を果たした。チームに合流して1週間余り。「ちょっと慣れてきた」と話していた矢先のことだった。
置かれていた状況は厳しかった。パイレーツとはマイナー契約。「ベンチ入りの25人」はおろか、昇格の前提となる「40人枠」にも入っていなかった。
PL学園高では清原和博選手とともに1年生の時から甲子園で大活躍。巨人ではエースとして、通算173勝を挙げた。一昨年は勝ち星がなく、昨年はわずか1勝で21年間在籍した巨人を退団した。
新たなプレーの場を米国に求めたものの、オープン戦で球審と激突し、右足首をねんざ。何とも不運な出来事だったが、リハビリをへての復活はまさに不屈の精神と言っていい。
1日からベンチ入りして3試合に中継ぎで投げ、すべて無失点。「他人をけ落としてまでという気持ちが昔からない。持てる力を発揮すればいい」という考えが桑田投手にはあるが、ベストを尽くした結果が首脳陣の目に留まった。
39歳になっても向上心は衰えていない。「精神的にも肉体的にもきついけど、いい勉強をさせてもらっている」。相手打者を観察し「タイプに分けてあてはめる」という作業も、日本ではほとんど経験のなかった中継ぎ投手の調整も、黙々とこなした。「2カ月前に歩けなかったことを考えれば、どんな場面でも投げたい」と8日の試合後に語っていたベテラン。夢のマウンドについに上がる時が来た。
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