絵文字屋さん

松坂二重の喜び 3月に第2子
汗と涙とシャンパンで目が赤く染まった。米大リーグの年間王者を決めるワールドシリーズは28日、松坂大輔投手が所属するレッドソックスが3年ぶり7回目のシリーズ制覇を果たした。メジャー1年目の壁に苦しんできた「1億ドル右腕」はこの日、第2子の懐妊も披露し、妻倫世さんと二重の喜びを分かち合った。 帽子のひさしから滴るほどシャンパンを浴びた松坂投手は、歓喜の宴が一段落すると、フィールドで「言い忘れたことがあります」と切り出した。「来年3月、2人目が生まれます」。松坂投手は「妻と話し合って、今日言おうということになりました」と照れ笑いを浮かべた。 ア・リーグ優勝決定シリーズの1勝1敗のタイで迎えた第3戦で、五回を投げ切れずに4失点で敗戦投手に。ショックは大きく、試合後1時間が経過しても、クラブハウスで壁に向かって椅子に座り、うなだれた。倫世さんは「いつも穏やかで、苦しそうな姿を見せなかったけれど、苦しいんだろうなと思っていた」という。しかしワールドシリーズの開幕前日、「(松坂投手の)エネルギーになったらいいな」と倫世さんが思う出来事があった。初めて胎動を感じたのだという。 松坂投手は「1年を通して家族が支えだった。どんな時でも変わらずにいてくれたことに感謝したい」と振り返る。ワールドシリーズ第3戦ではメジャー初安打となる2点適時打を放ち、ワールドシリーズ日本人投手初勝利を飾った。甲子園での春夏連覇、西武時代の日本一、国・地域別対抗戦の優勝を経験しているが、メジャー1年目でのワールドシリーズ制覇は「道のりの長さが違う。時間がかかった分、達成感がある」と格別。家族に支えられ、また一つ「伝説」を積み重ねた。

動く絵文字