絵文字屋さん
北京五輪、選手間にボイコットの動き
中国西部チベット自治区ラサから中国各地に飛び火している僧侶らによる大規模騒乱により、台湾の最大野党、中国国民党の馬英九・次期総裁候補は18日、当選後、北京五輪ボイコットを排除しないとの声明を発表したが、選手の間でもボイコットを検討する動きが出始めている。中国の温家宝首相は同日の記者会見の中で、改めて五輪の政治問題化を牽制したものの、選手が抱く不安や嫌悪感を止めるのは容易ではない。フランス通信によると、国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ副会長は、ドイツの週刊紙「ビルト日曜版」に対し、「何人ものスター選手は五輪のことを考えたときに不安を覚えている。中には棄権することを考えている選手もいる」と明かした。これまでもスーダン・ダルフール問題に絡み、欧米では中国政府の姿勢を非難する声が絶えなかったが、英国のブラウン首相やドイツのメルケル首相ら各国首脳は、北京五輪ボイコットを求める世論を抑えてきた。しかし、選手の間にはすでに不安が広がり始めている。五輪馬術の個人・団体で計4個の金メダルを獲得しているルドガー・ビアバウムは、ビルト日曜版で紙上で「この状況下で中国で競技ができるのかどうか考えてきた」と告白。選手同士で北京五輪のボイコット問題について話し合っていることを明かした。また、やり投げ女子の欧州記録保持者で、昨夏の世界陸上大阪大会の銀メダリスト、クリスティーナ・オーバークフォルも、「なぜ(IOCは)中国に五輪を与えたのか、ずっと自問自答している」と吐露。チベット自治区での騒乱発生以来、中国に対する印象が悪化しているという。
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