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逮捕の米兵「神のお告げあった」
神奈川県横須賀市で、東京都品川区、タクシー運転手高橋正昭さんが殺害された事件で、横須賀署特捜本部は3日、米海軍横須賀基地所属の1等水兵でナイジェリア国籍のオラットゥンボウスン・ウグボグ容疑者を強盗殺人容疑で逮捕した。
ウグボグ容疑者は脱走の罪で米軍に身柄拘束されていたことから、日米地位協定に基づく運用で、日本側は日米合同委員会で起訴前の身柄引き渡しを要請。米政府の同意を受け即日、引き渡された。
起訴前に米兵の身柄が引き渡されたのは、1995年に協定の運用が見直されてから今回で5件目。ウグボグ容疑者は昨年2月に入隊したイージス艦「カウペンス」の乗組員で、米国の永住権を得ている。
ウグボグ容疑者は県警の車で横須賀署に移送され、米軍の拘禁が解かれた午後3時45分、逮捕状を執行された。特捜本部は、米軍側立ち会いでの取り調べに、「事実に間違いありません。現場から走って逃げた。横須賀へは一人で行った」と供述したと発表した。
発表によると、ウグボグ容疑者は3月19日午後9時20分ごろ、横須賀市汐入町の路上に停車中のタクシー内で、高橋さんの左肩を文化包丁で刺して殺害し、JR品川駅からの料金と高速料金の計1万9560円を踏み倒した疑い。
捜査関係者によると、高橋さんが殺されて見つかった時、料金メーターは「支払い」の状態だったが、クレジットカード読み取り機は「カードは使用できません」と表示されたままだった。運転席の下にはウグボグ容疑者のクレジットカードが落ちていた。カードは高橋さんのタクシーでも使える種類だったが、ウグボグ容疑者のカードはカード会社から使用停止措置が取られていた。
接見した弁護士によると、ウグボグ容疑者は「殺すつもりはなかった。料金を踏み倒すつもりも、金を奪う目的もなかった」と殺意と強盗目的を否定。捜査関係者によると、「人を殺せという神のお告げがあった」とも話している。
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