動く絵文字

キャンディーズに“おじさん”2000人が「夢の夜」
「ランちゃん、ミキちゃん、スーちゃん!」。本人たちがいないステージに熱い声援が飛んだ。東京・後楽園球場に5万5000人を集めたキャンディーズ解散コンサートから30周年。跡地近くにオープンしたJCBホールで4日夜、「全国キャンディーズ連盟2008 大同窓会」が開かれた。当時のファンはいまは50歳前後。スーツを脱ぎ、赤・青・黄色のハッピを羽織った約2000人が当時の映像や証言フィルムでタイムスリップした。 キャンディーズは、1970年代後半に絶大な人気を集めたラン(伊藤蘭)、スー(田中好子)、ミキ(藤村美樹)による3人組。 ファンが発起人となり、当時のマネジャーで、現在はサザンオールスターズらを抱える芸能プロ、アミューズ会長の大里洋吉さんが構成・演出を手がけた。「春一番」「微笑みがえし」など特大スクリーンで3人が映し出されると客席を照らす実際のサーチライトも注がれ、過去と現実が渾然一体となった。 バラエティー番組でも異才を発揮した3人。「みごろ!たべごろ!笑いごろ!!」のコントが映し出され、続いてビデオで現在の伊東四朗が登場。「あんなにコントを楽しそうにやるとは驚いた。番組中に『普通の女の子に戻りたい』と言い出したときは冗談かと思い、『普通の八百屋のおじさんになりたい』と返したけど、実は本当だったんですね」と、しみじみ語った。小松政夫も「パンツが見えちゃうんじゃないかと、ハラハラするぐらい弾けていた」と細い目をさらに細めた。 午後10時すぎまで、たっぷり3時間。千葉県出身の男性会社員は「肉体労働のアルバイトをしてお金を作り、全国を追いかけた日がよみがえりました」と興奮気味。名古屋市から駆けつけた公務員も「ビジネスホテルのシングルをファン3人、4人で無理矢理泊まったときの一体感が蘇えった。久しぶりにテープを投げて痛いですよ」と肩をさすった。どの顔も上気して満足そうだった。

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