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男子柔道惨敗、金メダルなし
頼みの綱だった男子100キロ級の穴井が、背中からストンと畳に落ちた。100キロ超級の棟田はすでに敗れた。日本の男子は初の金メダルなし。穴井は自分の敗北が意味することは分かっている。うなだれるしかなかった。 篠原監督の第一声は、うめくように「すみません」。穴井は準々決勝で大外刈りを空振りし、返し技に横転した。3回戦で左肩と右ももを痛めた棟田は、4度の指導を受けて反則負け。「穴井は一瞬の油断。試合の度にケガをする棟田はどうなんだ」。言葉をとがらせ、「選んだ私、強化できなかった私の責任」と語った。 昨年11月に代表監督に就任し、「代表組から甘えをなくす。ゆとり教育はやらない」と旗を振った。代表合宿では厳しい練習を課し、ランキング制の導入に伴い、選手に強行軍の転戦を命じもした。ただ、“篠原流”の浸透に1年は短すぎた。 日本男子は2年前の世界選手権で、金メダル1個と冷や汗をかいた。北京五輪もメダルは金2個だけ。苦戦の都度、全日本柔道連盟の吉村強化委員長は「ベテランと若手を競わせる」「少数精鋭」としたが、若手は育たず、代表選考は実績偏重のベテラン頼み。世界と渡り合える体力に乏しく、本家が金メダルを失う日は予測できた。

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