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押尾学被告、女性死亡で立件へ
合成麻薬MDMAを服用したとして、麻薬取締法違反の罪で俳優、押尾学被告が起訴された事件で、一緒に服用したとみられるホステスの女性(30)が死亡した経緯をめぐり、警視庁が立件に向け本格捜査に乗り出したことが18日、分かった。女性への処置に違法性があった疑いがあるとみている。事件発覚から47日目。既に保釈されている押尾被告の周辺が、大きく動いた。
遺族の思いは届いたのか−。酒井法子被告の覚せい剤事件とともに、真夏の列島を震撼させた“もう一つ”の事件の捜査が、再び動き始めた。
捜査関係者が明らかにしたところでは、警視庁捜査1課が、押尾被告の立件に向け本格捜査に乗り出した。女性の異変から通報までに約3時間が経過していることや、遺族の処罰感情などを踏まえた判断とみられる。
捜査関係者によると、女性は8月2日午後2時半ごろ、東京・六本木の「六本木ヒルズ」のマンション一室に入り、すでに部屋にいた押尾被告と落ち合った。2人でMDMAの錠剤を飲んだ後とみられる同日午後6時半ごろ、女性に異変が起きた。
押尾被告は起訴前の捜査当局の調べに対し、「女性から錠剤をもらって一緒に錠剤を飲んだが、女性は2錠目で口から泡を出した」「女性の手がけいれんし、歯を食いしばってけいれんした」などと供述している。
押尾被告は午後7時ごろ、関係者に「大変なことになった。女性の意識が戻らない」などと連絡し、関係者が約40分後に到着。関係者らが到着するまでの間、押尾被告は「女性に心臓マッサージをした」と供述している。女性の肋骨が折れており、捜査1課は供述を裏付けるものとみている。
女性に異変があってから約3時間後の午後9時20分ごろ、関係者が119番通報したが、押尾被告はこの前後に「怖くなった」として部屋を出たという。救急隊が到着時、女性は死亡しており、女性の血液からはMDMAの成分が検出されている。
捜査1課は、異変から通報まで約3時間が経過するなど一連の対応によって、女性の生死が左右された疑いがあるとみており、保護責任者遺棄致死や過失致死容疑の適用を視野に捜査を進めている。また、マンションの植え込みから女性の携帯電話が見つかっており、証拠隠滅の疑いもあるとみている。
押尾被告は、8月2日に同マンションでMDMAの錠剤少量を飲んだとして、麻薬取締法違反罪で起訴された。同月31日に保釈保証金400万円を納付して保釈。その際に、「ご迷惑をかけて申し訳ありませんでした」と謝罪した。初公判は10月23日に予定されている。
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