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朝青龍、泥酔暴力
朝青龍の暴力騒動が発覚した。横綱・朝青龍が今月15日未明、東京都港区内で関係者とトラブルを起こし暴力を振るっていたことが分かった。22日発売の写真週刊誌フライデーが報じている。本場所開催中の力士の暴力事件は極めて異例。土俵上では大関・魁皇を下し1敗キープ。優勝争いの単独トップに立ったが、喜んでばかりはいられない状況だ。 またも朝青龍がトラブルを起こした。警視庁麻布署などによると、騒動が起きたのは初場所6日目後の16日未明。小結・鶴竜を破って5勝1敗とした朝青龍は、関係者らとともに東京都港区内の飲食店で食事を取った。その際、別の席にいた個人マネジャーの一宮章広氏を呼び出したが、話をしているうちに口論となった。かなり酒も飲んでいたようで、泥酔状態の朝青龍は時折怒声を発していた。 そして、店の外に出た後、ついに手を出してしまった。一宮氏は「両手でバンとやられた」と話しており、両手で肩付近を小突かれたような感じだったという。たまたま巡回中だった警察官が両者の間に割って入ったため収まったが、一時は20人前後のやじ馬が取り巻き、パトカー2台が駆け付けるなど、騒ぎは約20分間も続いたという。 一宮氏は被害届を出していない。このまま示談となりそうで、警察が動く可能性は低い。朝青龍は04年7月には、泥酔して東京都墨田区内の高砂部屋のドアガラスを破壊しパトカーが出動する騒ぎを起こしたこともあり「いつものことだ」と笑い飛ばした。 しかし、本場所中に起きた力士による暴力絡みのトラブルは極めて異例。96年春場所中に休場中の横綱・曙が大阪市内の飲食店で看板などを破壊し店員を叩くなどして注意を受けた一件や、06年名古屋場所中に幕内・露鵬が新聞社のカメラマンに暴行し出場停止3日間の処分を受けた一件があるくらい。今回は場所に出場している横綱が起こしたことだけに相撲界全体への影響も大きい。 朝青龍の師匠・高砂親方はこの日、「その日の夜に本人から連絡があって、理事長には連絡した。協会の処分はない?オレはそう思ってる」と説明した。だが、武蔵川理事長は「そのことについては聞いてない」と話しており、食い違いを見せた。ただ、騒動が明らかになったことで、日本相撲協会としても動かざるを得ない。 土俵上では完ぺきな相撲を見せた。目の前で白鵬が敗れたが「逆に集中できた。やっぱり横綱だからここで踏ん張らないと」と左四つ右上手から万全の体勢で魁皇を寄り切って1敗を守って優勝争いの単独トップに立った。これまで12日目で単独トップに立った場所はすべて優勝しており、2場所ぶりの賜杯が大きく近づいたが、喜んでばかりはいられないようだ。

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