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代表発表「川口」にどよめき
「キーパーは…川口」。南アフリカで開催されるワールドカップの日本代表が発表された東京都内のホテルの会場が一番どよめいたのは、注目されていたFWではなく、楢崎正剛、川島永嗣両選手に続いて、第3のGKとして川口能活選手の名前が読み上げられた時だった。 午後2時、緊張した面持ちで多くの報道陣が待ち受ける会場に姿を現した岡田武史監督は、日本サッカー協会副会長らのあいさつの後、矢継ぎ早に代表選手の名を読み上げた。 「チームの目標に向かって勝つために、いろいろなシチュエーションを想定して決めた」「力がある選手を上から選んだわけではない」。全体の選考基準が明らかにされると、質問は川口選手を選んだことに集中。岡田監督は「大きなけがもしたので、最初から入れようと決めていたわけではないが、プレーも元に戻っている。どうしてもこの戦いに彼の存在が必要だと決断した」と説明した。 4大会連続で代表に選ばれた川口選手が求められるのは、プレーヤーとしてだけではなく、チームのまとめ役。若い選手はもちろん、中枢を担う選手に対する相談役としても不可欠と判断したという。 9日夜、川口選手にだけは「候補として考えていいか」と直接電話を入れた。「力になれるのなら、協力したい」。岡田監督が最終メンバーを決めたのは10日朝。手書きのメンバー表を前に、「これでいいか」と自分に問い掛け、決断したという。 一方、岡田監督の口から最近ベスト4という目標が聞かれなくなったと辛口の質問が飛んだ際には、「目標は全く変えていない」ときっぱり。厳しい表情で「予選リーグを突破するためには、まずカメルーン戦が大事。23人で(目標は)実現できると思っている」と話した。

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