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武蔵川理事長、辞任へ
日本相撲協会の武蔵川理事長が、体調不良を理由に辞任することが4日、わかった。5日の臨時理事会で、辞意を表明する見込み。関係者によると、武蔵川理事長は高血圧などで体調に不安があり、職務復帰ができない状態。すでに、協会関係者には理事長からの辞任の意思が伝えられているという。当面は村山弘義理事長代行が職務を継続。23日に開かれる評議員会、理事会で新理事長を選出する予定。 野球賭博問題など一連の不祥事による心痛が、協会トップの健康にも大きな影響を及ぼしていた。武蔵川理事長が辞任の意思を固め、5日の臨時理事会で正式に辞意を表明する。 この日、午後1時から始まった臨時理事会は、午後3時すぎに突然中断。出羽海理事、放駒理事、友綱理事が東京・両国国技館を出て、都内の武蔵川部屋へと向かった。約20分間、3理事と話し合った武蔵川理事長は、その席で体調不良などを理由として、辞任の意思を伝えたという。 こうした突然の展開には、不祥事を重く受け止める、協会の監督官庁にあたる文部科学省からの“外圧”もはたらいたとみられる。この日午前、文科省の担当者数人が村山理事長代行を直接訪れ、「このまま武蔵川理事長の続投では世論が納得しない」と交代を迫った。理事会では力士出身のいわゆる「まわし組」の理事らが「ここで辞めるのは無責任。投げ出しては駄目」と交代案に反対したが、改革は外部の力でという文科省の意向に寄り切られた。 武蔵川理事長は弟子の雅山が野球賭博に関与した責任により、7月4日から謹慎。その後、高血圧などで体調を崩して7月中旬から入院していた。謹慎が解けた7月26日の横綱審議委員会も欠席し、7月29日に退院したばかり。武蔵川部屋関係者によると、現在も通院しながら治療を続けており、野球賭博問題の対応、処理などで激務が続く理事長職を継続できる体調ではなく、任期途中での辞任を決断したという。 2月に2期目に入った協会トップの突然の辞意で、当面は村山理事長代行が職務を引き継ぐ予定。後任については、23日に開かれる緊急の評議員会、理事会で選出される見通しで、前理事長の北の湖理事、放駒理事の名前や村山理事長代行がそのまま理事長に就任する案も浮上。だが、人選が混迷する可能性もあり、相撲界は新たな混乱に直面する。

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