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平和賞 授賞式前に対立過熱
中国の民主活動家・劉暁波氏に対するノーベル平和賞授賞式典が10日、オスロ市庁舎で開かれる。
同市では9日、中国による劉氏拘束に抗議して、人権活動家らがデモを行った。中国政府は翌日反ノーベル賞デモを計画しており、双方の対立が過熱している。
中国当局は劉氏の投獄を続け、妻の劉霞さんや劉氏の兄弟、中国在住の民主活動家の出席を阻んでいる。このため、式典では劉氏の座るはずだったイスが空席のまま舞台に置かれ、劉氏の写真が添えられる。恒例の受賞演説に代わって、ノルウェー人有名女優が劉氏の著作を朗読する。受賞者本人や家族不在の授賞式は、1935年に平和賞を受賞したドイツの平和活動家カール・オシエツキー氏以来。同氏はナチス政権に収監されていた。
抗議デモは9日午後、在オスロ中国大使館前で行われ、中国出身の活動家ら約100人が「劉氏を釈放せよ」と連呼した。オスロには、1989年の天安門事件を機に亡命したウアルカイシ氏や柴玲氏のほか、亡命ウイグル人組織「世界ウイグル会議」の幹部ら各国に散らばる中国人権活動家らも集結する見通し。
米国のナンシー・ペロシ下院議長や日本の牧野聖修衆院議員ら、中国の人権問題を追及してきた主要国の政界人も駆けつける。式典は中国の人権問題に焦点をあてる場となる。
一方、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルによると、在オスロ中国大使館は、ノルウェーに住む中国系住民に10日に計画している反ノーベル賞デモへの参加を強く求めている。ノーベル賞委員会は9日の記者会見で、式典には45か国が出席、19か国が欠席を表明したと発表した。
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