ヘナチョコテキスト
石原都知事大差4選
第17回統一地方選は10日、12都道県知事選や4政令市長選など前半戦が投開票された。計11人が出馬した東京都知事選は自民、公明両党支援の石原慎太郎氏が4選を決めた。石原氏は現職の強みを生かし、前宮崎県知事・東国原英夫氏、都議会民主党に支援された元ワタミ会長・渡辺美樹氏らを退けた。投票率は57.8%で、前回(54.35%)より約3.5ポイント上がった。
4度目も圧勝だった。開票時間の午後8時になった瞬間、NHKや民放で当確が点灯。40分後、大拍手の中で事務所に現れた慎太郎知事は開口一番、「何かあったんですか?」と、とぼける余裕ぶり。「開票も始まってないのに当選確実って、民主政治に好ましくないよ」と照れ笑いを浮かべた。
その後は、都政の話より、震災に苦しむ日本を憂いた。「つましくしないと日本はもたない」「国民の我欲を抑制しないと、この国は再生しない」と“慎太郎節”全開。
震災で被災しながら「遠洋漁業で活躍している」という宮城・気仙沼漁港への農水省の支援が皆無だとし「国の役人は発想力がない」。国による法人事業税の分割基準の変更には「福田バカ内閣の時、バカ財務省が東京の財布から4000億円かっぱらった」。節電に関しては「生活様式を考えたらいい。皆さんパチンコは我慢しなさい。自動販売機がなくても生きていけるじゃないか」。4選の高揚感からか次から次へと物申した。
3期目が「最後のご奉公」のはずだった。引退後はスポーツカーで出かけることを楽しみにしていた。旅行用に帽子も購入。旧知の登山家・三浦雄一郎氏とは一緒にエベレストを登る約束をし、幻冬舎社長の見城徹氏とは旅行や長編小説の話もしていた。
だが、悩んだ末に先月11日、出馬を表明。その27分後に地震発生。以後、防災服を一度も脱がず陣頭指揮した。閣僚や福島、宮城両県の知事、東電副社長らに直接会い、首相には電話で叱咤。放射性物質が検出された都内の水道局では、テレビの前で水2杯をがぶ飲みした。選挙中の街頭演説は最終日のみだが、震災対応に走り回る姿が報じられ、露出量では他候補を圧倒した。
絵文字屋さん